かつらぎ接骨院 治療通信

かつらぎ接骨院(くずは・枚方・八幡・橋本・男山・牧野・松井山手・長尾・御殿山)の治療通信です。

捻挫(ねんざ)

今回は、身近な外傷 「ねんざ」のお話です。
一般に「ねんざ」というと足首をひねった時に痛めたことを言う場合が多いですが、実は「ねんざ」とは靭帯損傷のことを言います。

 注意:靭帯とは・・・骨と骨をつなぐ繊維状の組織 (筋肉と骨をつなぐのは「腱」です)

ですので、ぎっくり腰で腰の靭帯が損傷したら「腰部ねんざ」

ボールが当たって突き指したら「手指関節ねんざ」

と言いますので、靭帯の存在する関節は全てねんざする可能性があります。

よく、ねんざをして、病院の先生に「靭帯が伸びている状態です」と説明されます。
これは、医師が分かりやすく説明しているだけで、「靭帯は伸びない」と言われています。
言い換えれば「部分的に断裂して、靭帯の長さが伸びている状態、ゆるんでいる状態」とでも言えばよいですかね。

ですから、元の靭帯の長さになるように関節を固定して治癒させないと、弛んだ状態で傷口が治癒してしまいます。
結果、関節が破壊されないように可動範囲を制限するために存在する靭帯が、本来の機能を発揮できずに、更なる靭帯損傷や骨折などを引き起こすことも考えられます。

実際、患者さんの中で、以前のねんざをきちんと治療せず、足首が内側に引っ張られている状態の方をよく拝見します。
そのような状態の方は、両足へ均等に体重がかけられない為に、股関節のゆがみ、骨盤のゆがみ、背骨のゆがみ、肩のゆがみ、首のゆがみ・・・と連鎖し、腰痛や肩こり、頭痛、めまい等々、様々な不定愁訴をお持ちです。
(必ずしも足首の異常が原因ということではありませんが)

この「伸びて」いる靭帯を元に戻すことはできませんが、テーピングやサポーターで修正することは可能です。
足首を正しい位置に修正することで、今まで改善できなかった身体の異常が好転する可能性はあるでしょう。
まずは、1か月のテーピングサポートをお試しいただくと良いと思います。(詳しくはかつらぎ接骨院スタッフまで)

イスに腰掛け、片足を挙げてご覧になってください。
スネの骨の延長線上に足の中指があるかご確認ください。
かかとの骨が内側に寄っている方もいらっしゃいます。
もし、足首が大きく内側に曲がっているようならば、治療する価値があると思います。

固くなった筋肉を弛めることも大切です。
ゆがんだ背骨を整えることも大切です。
しかし、「そうなった」原因を改善することが、もっと大切です。

かつらぎ接骨院では、身体のゆがみに対して、十分な問診を行い、患者様それぞれに合った治療を行います。
「気にはしていたけど、病院へ行くほどではないかな」といった症状でも、お気軽にご相談ください。