かつらぎ接骨院 治療通信

かつらぎ接骨院(くずは・枚方・八幡・橋本・男山・牧野・松井山手・長尾・御殿山)の治療通信です。

糖尿病は不治の病か

現在、糖尿病の人ってどのくらいいるんでしょう。
厚生労働省のHPを見ると、平成19年の国民健康・栄養調査によると、「糖尿病が強く疑われる人」の890万人と「糖尿病の可能性を否定できない人」の1,320万人を合わせると、全国に2,210万人いると推定されている。
…だ、そうです。

皆さんも、よくご存じかと思いますが、ご飯を食べて、血糖値が上がって、体のエネルギーになります。
筋肉や肝臓に貯蔵されるのですが、血管の細胞を通過させて、血糖値を下げるのが「インシュリン」というホルモンです。
暴飲暴食を続けると、このインシュリンを作る能力が低下してきて、結果、分泌量が減少。
→血糖値が上昇する。 というメカニズムです。

でわ。
皆さん「インシュリン不耐症」という言葉は聞かれたことがあるでしょうか。


簡単に説明すると、

 インシュリンが出なくなる病気 = 糖尿病

 インシュリンが出ているのに、効きが悪い状態 = インシュリン不耐症    です。



皆がすぐに、糖尿病になる訳ではなく、糖尿病の前段階に「インシュリン不耐症」がある・・・と言われております。

では、なぜ効きにくくなるのか。

 それは、「脂肪」が原因です!!

細胞の表面に、血糖(=ブドウ糖)が通過する扉があり、その鍵穴にインシュリンが入ると扉が開きます。
しかし、その鍵穴に脂肪(コレステロール)が詰まってしまうんです。
 結果、扉は開かず、血糖が細胞に吸収されずに血管内を流れるので「高血糖」になります。

この状態のときに検査すると「血糖値が高い」と言われて「糖尿病」と診断される方もいます。
 この状態が続くと、膵臓は頑張ってインシュリンを作り続けます。
  いずれ、疲れて作れなくなってしまいます。

しかし、運動等で脂肪を燃焼し、鍵穴に詰まった脂肪を善玉コレステロールが取り除いてくれれば、扉は開き、血糖値が下がります。
高い薬を毎月買って、高カロリーな美味しい食事を我慢して、憂鬱な糖尿病治療を続けるのか。
健康的に運動して、いい汗を流し、美味しい食事をするのと

大きな違いです。

ご自身が、完全な「糖尿病」なのか、まだ間に合う「インシュリン不耐症」なのかは検査でインシュリン濃度を測れば分かります。

そうならないように、日頃から気を付けることが大切ですが、健康診断で「血糖値が高い、HbA1cが高い」と言われたら、諦めずに頑張ってみましょう!